お隣さんは不良くん☆
「和華?」

「知り合い?」


頭に?を浮かべる二人に苦笑いで返事をしながら、内心焦っていた…


帰ってくるなんて聞いてない!


「只今!!」

そんな間に私の元に来た彼がおもいっきり抱きついてきた。


『きゃあっ』


思わずよろける…


なんとか踏みとどめたが…



「なんか軽くなってないか?」


そのまま抱っこはないでしょ!?


『降ろしてくださいっ!!…お兄ちゃんっ!!』


「「ぇえ!?」」


二人の驚いた声が聞こえたけど、それどころじゃなかった…


「いいだろ?冷たいな♪」


この無駄にカッコいい男、実は兄なんです。


とっても歳の離れた…


今まで京都にいたのに…


「さぁ♪帰るぞ♪」


『え!?ちょっ…由絵ちゃん、ふぅちゃん!!また明日!!』


「え、あ、うん!!」

「ま、またね…」



二人とも大丈夫かなぁ…


そんな事を思いながら車に乗せられた…



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