~人魚伝説~


「マオ、どうしてここに居るんだ!」

「兄ちゃんがいつもどこか行くから、どこかなって…」

「駄目だろ?!勝手についてきちゃ。」

「ご、ごめんなさい…。」



側で見ていた人魚はフフって笑ってこう言った。



『あんまり苛めちゃ可哀想よ?』

第一印象は優しそうだった。
実際イメージ通り優しかった。

それに優しいだけではなくしっかりとしていて、何より美しかった。
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