嫌い
嫌い


午前2時



聞き慣れたメロディ



ゆっくりと身体を起こして



こんな時間に来る非常識なメール



送って来るのは一人しかいないでしょう?



ケータイに手を伸ばせば



ディスプレイには大嫌いな名前



いつも いつも どんな時も



あたしが断らないのをいいことに



そうやって振り回す



絵文字の無いたった一言のメール



でもそれを開けば あたしの足は



勝手にあなたの元に向かうの





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