らぶCALL(仮)



「おッ前、この空気で普通裏返んねーよ??」


ってこの状態のまま肩を震わせて笑う。


「‥‥そんな笑わなくてもいーぢゃん」


いぢけたら、もっと強くぎゅってしてくれた。


「俺、李夜の事騙してたわけぢゃねーし」


「ぢゃなんで‥‥」


「空羅わ、俺の弟の方で、途中から電話してたの俺」


「‥‥途中からって!?」


「‥‥姉貴と1回話したろ??その次くらいから」


「‥‥まぢ??」


「俺、李夜がずっと好きだった‥‥学校で見かける度可愛いなって思ってて‥

学校中でもすっげえ噂だったし‥
ってか、噂聞いて見に行ったら超可愛くて。
体育祭の時とか運命とか思ったし!」




そんな‥‥
空芽、そんな事思ってたのッ!?


「‥だから、騙してたわけぢゃねーし、勘違いすんなよ!俺のがお前より好きだし!」




< 148 / 186 >

この作品をシェア

pagetop