空の向こう側

流星群















「よっ、夏!」


克也に頭を叩かれた瞬間



今俺の頭に描かれていた膨大な数式が一瞬で消え去った。




「あぁぁぁぁぁ!ってめ、何すんだ!」

「何キレてんの!?」



黙れ


やっと俺は今朝からの苦労が報われる筈だったのに…




「あ、あああそうだ!夏、今日何の日か知ってる?」





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