空の向こう側

そして残る標的は




俺1人。





「姫様が言っていた事は、どこまで本当なのか…。」



「…。」



やっぱりごまかしきれないよな




背中に冷や汗が流れた。




「…まぁ、今日はもう家に帰りなさい。」


「へっ!?」



俺の間抜けな声に「何か?」と首を傾げる環。



「あ…いえ。」



意外に直ぐ解放してくれるなんて…



環も優しくなっ「あぁそうだ、家に課題を置いておいたから、明日までにやってきなさい。」


優しくなる訳ないよな…





別の意味で地獄に落とされた。





< 197 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop