きいろい青空【完】
「ん?」
花恋は立ち止まり、俺に向き直った。
俺の前には…世界で1番好きなひと。
花恋は俺の“前”にいる。
俺にとっては奇跡。
迷いなんてものはない。
ただ君が好きなだけ。
愛おしい。
花恋が幼なじみでありがとう。
好きになってくれてありがとう。
俺と出逢ってくれてありがとう…
君との未来を…
「花恋。-----結婚しよう」
「 ……。」
花恋の表情は停止し、静かに涙だけが流れた。
「なんで、泣くんだよ…」
まだ生温かい涙を、優しく親指で拭う。
「おわっっ!!どーした?」
花恋に急に抱きつかれた。
「約束…叶えてくれるんだね…ねぇ、コレ見て?」
花恋は体を離し、ポケットから何かを取り出した。
ぐしゃぐしゃになってしまっているピンクの画用紙。
…なんか、見覚えがある。