きいろい青空【完】
「ねぇ」
うちは直輝に手を差し出した。
直輝は何も言わず、ただギュッと繋いでくれた。
…この手をずっと離さないでね。
直輝。
一生のお願いだよ?
絶対に離れない。
てか、離さない。
うちだけの直輝だから。
「はたちの誕生日は、たくさんの誕生日プレゼントをもらっちゃったね」
「そーだなぁ」
結婚式。
婚姻届け。
祝福の言葉。
親友。
そして、愛する人。
20才の誕生日は幸せすぎる。
いつも“おめでとう”と言われていたけど、
今年は初めてママに
“ありがとう”を言おう。
生んでくれてありがとうと。
育ててくれてありがとうと。
たくさん迷惑かけちゃったもんね…。
それでも、本当にありがとう。
大好きなママ。
「婚姻届に名前を書くとき感動しちゃったんだぁ。直輝の“お嫁さん”になれるんだなぁ~って」
「奥さん----?」
そう呼ばれ、ドキっとした。
「旦那さん?」
「奥さん。これからは、ふたりで頑張ろうね」
「うん。ふたりで……ねぇ。チューして?」
そう言ったら
うちの大好きな直輝の笑顔を見せてくれた。
そして、愛がたぁーーーーっくさん詰まったキスをしてくれた。