つんつん彼氏の作り方。
「違うよ、
これから一年間よろしくねぇーってゆう挨拶だよぉ
ねぇーっ?麻音チャン」
「あ…うん」
「ったく、馬鹿馬鹿しい」
彼は、ガタリと席から立つと
そのまま教室を出ていった
「夜束ぁ
入学式どーすんの?」
「知らねぇ」
「知らねぇって…
ごめんね麻音チャン
アイツあんなヤツだから
悪気はないんだけどねぇー
まぁ、仲良くしてやってよ
…って麻音チャン?」
「ごめんっ!
私もちょっと行ってくる!」
「あぁーあ
行っちゃった」
十夢は麻音が出ていった後の
扉に向かって呟いた

