スカート、ひらり
ガサガサ、ガサガサ、



今日も、不快な音が俺の耳に中に侵入してくる。聞こえてないように、リアクションはしない。



ガサガサ、ガサガサ、



このアパートに住んで一年あまり経つけど‥


慣れるわけなんてない。


「ダァー!!悪霊出て行け!!」


布団の中で寝ていた俺は、緑色の枕を天井に向けて投げ飛ばした。


今日も、俺の負け。


投げ飛ばした枕は、無情にも俺の頭に炸裂して、虚しさだけが残った。
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