Out-of-Eden―禁断の果実―
「そんなことできない、だってお姉ちゃんは認められてるから」



『どうしたら家族になれるのかな』



両親がお姉ちゃんを娘として扱って…。



それを私は見てて、『お姉ちゃんのようになればいい』


そう思った…。



綺麗で透き通った声で優しくて…。



それをマネた。



「でも、マネても何も変らないよ…」

「変わる、そう思いたい」

「似すぎて、怖いくらい…」



全然、まだ似てない。



光るイヤリング、手首に何個ものブレスレット、オシャレな服…。



まだまだ似てない。



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