Out-of-Eden―禁断の果実―
「渡されたのか?」


結局、柊斗さんが来て私の風船を見て鼻で笑われる始末。



そんな中私の不満な心とは正反対な夜の街の賑わい。




「私…高校です」

「知ってる」



数分間無言だったことに気づいてそんなことを口にしていた。



柊斗さんの顔を見上げると、私が背が低いことが思い知らされる。



だから柊斗さんと大分距離があいて「見えねえ」と言われてしまった。



小さいと見つけにくいのかな。

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