Out-of-Eden―禁断の果実―
唯一良かったことはお父さんが帰ってきてないこと。




「おかえり~。林檎」

「うん。ただいま!!」




お姉ちゃんの笑顔にほっとした。




「初詣、彼氏と行ってきた」

「良かったね」

「林檎は?」

「私は先輩と」




ジュースを持ってきてくれたお姉ちゃん。



私の向かい側に座ってコーヒーを口に含む。



私が見ない間にまた綺麗になった。



髪も私と全然違ってた。




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