Out-of-Eden―禁断の果実―
それより言わなきゃ。




「柊斗さん…私」

「ん?」



優しい目が向けられてうつ向いてしまう。




「病院……今日も行きたくて」

「昨日、話聞いてたか?」

「はい…」

「じゃあ何で…」

「お見舞いに…行きたいんです」




お見舞いではなくて…




私は確かめたいだけだ。




毎日のアノ行為が本当はムダになってはないかと
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