Out-of-Eden―禁断の果実―
無音の空気
今の時間は苦痛で仕方ない。



二人に話すことなんか、思い付かない。



さっき怒られた所為で、余計に昴さんとは口を聞けない。


そんな私をわかっているのか、わかってないのか、昴さんも私に話し掛けてくれない。



柊斗さんとは話をするのかと思ったら、逆で。何も話さない二人。




「柊斗さん…」



ここは柊斗を頼ろう。



たばこを見てる視線から私に注がれる。




「カーテン…開けてください」



< 291 / 414 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop