Out-of-Eden―禁断の果実―
いたって何もない。



シーと言えばアイツの行動が面白くて笑ってしまう。



ここじゃ考えられないこと。




「うわ~柊斗さんが笑った。」

「俺、死んでもいいッス」

「バカ言うな」

「スイマセン…林檎さんは柊斗さんの正体知ってるんスか?」

「知らない」




総長の俺と見てしまってはイヤだ。




変な親切な先輩でいいんだよ。


なぜか夜、家の前にいる変な先輩でいい。





「林檎ちゃんと柊斗はさ昔の関係でさ」

「そうなんスか」

「林檎ちゃんは忘れてるだろうけどね」

「俺、林檎さんに会って見たいッス」




他の奴らも「会いたい」の連呼。




無理に決まってる。



< 37 / 414 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop