(短編)なぞなぞ





もう少しで彼氏の手が私の胸に触れるって時。






ベランダの窓を叩く音。




知ってるんだ。


こんなことする人は1人しかいない。





「何っ!?泥棒!?」



「…違う。


…おとなりさん。」





「おとなりさん?」









立ち上がりカーテンを開けると見慣れた笑顔。






「さち〜!あけて〜!」








これが、あたしがずっと、好きな人。









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