あふれる想い
彼女?

美佳side

放課後。。。

「あ~。学校終わった。」

と菜摘。

「涼くんとデートでしょ?」

「あっ。そうだ。じゃ急がなくちゃまた明日ね美佳。」

「うん。明日。」

数分後とぼとぼと学校を後にする。

校門を出たとこで呼びとめられた。

「美佳ちゃん!待って」

と呼ばれて振り返ると。。。

「浩介くん!?」

「ゴメン!いきなり呼びとめたりして!」

「別にいいけど。。。」

なんかお昼のイメージと違う。

「あのさ一緒に帰っていい?もし同じ方向だったらだけどね。」

「いいけど。私こっちだよ。」

と家の方向を指さす。

「えっ!マジっ!俺もそっち。」

「そうなんだ。じゃ帰えろっ。」

「おう。」

浩介くんと帰り始めたら。

「浩介~。」

と甘ったるい声が後からした。

ふたりで振り向くと金髪のギャルがいた。

「だれその女。私がいるのにそいつといるの?」

ギャルが怒ったような口調で言った。

もしかして。。。

浩介君の彼女?

彼女いたんだ。。。

「俺お前と付き合ってたことはあるだけどこの前振ったじゃねぇか。」

浩介が言った。

よかったその言葉安心した。

「いつ私を振ったのよ!」

「おととい!」

「知らないわ。記憶にない!」

「どうしてそうやって事実を否定するんだよ!」

「なんで私が振られなくちゃいけないの?!」

泣いてる。

「俺はお前が好きじゃなくなったんだ。だから振った。」

「あ、あの。。。」

私が沈黙を破った。

「あんた浩介にいいよったんでしょ?!」

ギャルが言った。

「ち、ち、違いま」

言葉が出ない。

「違-よ!俺が話しかけたんだ!」

浩介が助けてくれた。

「最低!もうイイ!わかったあんたよりイイ男探してやるよ!いくよサキ!」

と言い残して帰ってった。

「ゴメン。俺のせいで。」

「いいよっ。別に暴力ふるわれてないから。」

「はははっ。じゃ帰ろう。」

「うん。」

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