ナンパ男との恋2
翌朝、輝樹の携帯のアラームと同時に目が覚めた。

まだ部屋が薄暗い・・・・

アラーム鳴り響いてるけど・・
スヤスヤ気持ち良さそうな顔で寝ている輝樹を起こすのが 何かもったいない・・・

なんて、バカな事考えてる場合じゃないし・・・

「輝樹、輝樹ってば!」

体を揺さぶり
ようやく目が開いた。

「あぁ?・・・」

寝起きが悪いけど・・・

「アラーム鳴ってるよ」

「あぁ・・・」

って、また寝てるし・・・

「輝樹、仕事なんじゃないの?」

数回、そんな事を繰り返し
ようやく起きてくれたけど・・・

電気つけて
改めて時計を見ると、

4時・・・・

これは、朝っていうんだろうか。
明け方?
夜中?

「何時から仕事なの?」

「んー、5時に迎えくる」

だるそうな声で 
そう言いながら
仕度を始めた。

出かけ際に

「たぶん、帰ってくんの
遅いかもしれねぇから
先に寝とけよ。
いねぇからって
夜遊びとか、
妙な考えおこすなよ?」

「そんな事しないってば・・・」

いまいち
私は 信用ない気がする・・・



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