青空。
ドックン!!!!!ドックン!!!!!


心臓の鼓動が鳴り止まない、今度は発作が起きた


「いたた……志保ちゃんだいじょ……!?」


幸宏さんも気が付き目を開けた


私は体が身震いし、過呼吸になる


「ごめん志保ちゃん!?今どくから…」


幸宏さんは必死で私からどこうとするが、固まった私の体が上にありなかなかどけなかった






心臓の鼓動はますます早くなる…

何、この感じ…前の発作と違う




その時私の頭の中にあいつの言葉がよぎった


『俺にキスしろ!!志保』



「イヤッッ!!!!!」



バチンッッ!!!!!



私は幸宏さんの頬を平手打ちした




「志保ちゃん……?」




幸宏さんの声が私には届かない……



私に届くのはあいつの言葉だけだった……


『ご主人様の俺を叩くなんて悪いメイドだな志保?お仕置きをしないといけないな……』


ゾクッッ!!!!!



幸宏さんはやっと私から抜け出せた


「志保ちゃん?志保ちゃん?……どうしたの?」



『夜空がどうなってもいいんだな』


目の前にいるのが幸宏さんでは無く、順が見えた



ドックン!!!!!!!!!



「<順様>お許し下さい…<順様>に手を出して申し訳ございません……」


「志保ちゃん?しっかりして」


幸宏さんの声は届かない……



「なんでも言うことを聞きます!!私は何でもしますので、夜空だけは傷つけないで下さい!?お願……いです…か…ら……」



私は意識を失い倒れ込んだ


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