誘拐犯は私の彼氏!?



私はケータイを握りしめる。


こんなこと、勝手に決められてたまるもんですか!


私はケータイを開いて、電話帳だした。



「「黒谷真幸」」



迷わずその名前を選ぶ。


そうだっ!


私には真幸がいる。


ちゃんと大好きな人がいるんだ!






プルルル―――。


「ふぁい……、


光沙?」


「真幸っ、私お見合いさせられちゃう!」



「はぁっ!?」




< 16 / 164 >

この作品をシェア

pagetop