誘拐犯は私の彼氏!?
自信満々な顔をして、
あっさりそんなセリフをはく。
あんたのその自信は、いったいどこからくるのよ。
私だったら顔真っ赤よ。
……パチン、
―――――ドサッ。
ありっ?
部屋が暗くなったとたん、
真幸が、急に押し倒してきた。
私、今着物だから、
抵抗も出来ない。
「ちょっと―。」
「お前さ、いつまでそのかっこなわけ?」
私の上で、なんだか楽しそうに笑ってる。
いや、いつまでって言われても。