誘拐犯は私の彼氏!?



―――チッ。



かすかに聞こえた舌打ち。


その瞬間、



私の手は、上で押さえつけられた。














今まで、力比べとかしたことなかったけど。





真幸の力は思いの外、

強い。










たった片腕一本で、私の両手はふさがれてしまった。



足も、真幸が乗ってて思うように動かない。





それでも、私は身体をねじったりしてなんとか抵抗。




まぁ、意味はなかったみたいだけど。





< 51 / 164 >

この作品をシェア

pagetop