鶏冠頭の不良《番外編》

気持ち2



△優SidE▼



走り去る裕芽の後ろ姿…

ついこの間まで、いっちゃん近い存在やったんに…

いつの間に、こんな遠なってしもたんやろな…

裕芽と知り合ったんは、たまたま席替えした席が隣で仲良うなったのがきっかけ

二人してバスケ好きやし、二人でバスケするし、アドバイスもしあえる

好きになんのに、時間なんていらんかったわ

気付けば目で裕芽を追ってて、好きになってた

守ってやりたい

側におりたい

俺が力になりたい

なにより、アイツの屈託のない笑顔を側でみてたい

欲ばかり出てきて、いつかバレへんかヒヤヒヤやってんで

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