鶏冠頭の不良《番外編》
その余裕がアカンかってんな…
気付けば二人して、目で追ってんねんもん…
裕芽ばっか見とるんやもん、それくらいわかるって
あの時、裕芽に“響、好きなんか??”って聞いたときの、あの動揺っぷりなんか好きや言うとんのと一緒やんか…
告うか告うまいか、悩んだわ…
けど、告うて気持ちの整理してした方が、俺の性格上諦めつくな思って、返事はわかってたけど、勇気振り絞って言うてみてん…
「……やけど、きっついなー…」
覚悟…しててんけどな…
ベンチにボサッと座り、空を見る