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２年２組２８番

彼が教室に入ってきた瞬間、あたしの胸は大きく鳴った。


あたしは一瞬で恋に落ちてしまった。







「席につけぇ〜。」


彼はだるそうに言った。

彼は黒板に大きく文字を書いた。



“浅丘　龍人”
【ｱｻｵｶ　ﾘｭｳｼﾞ】


無造作な髪の毛が揺れている。

縁のある眼鏡の奥の瞳が綺麗。

低くて甘いトーンが心地良い。


あたしは教壇に釘付けになってしまった。





鈴木 愛羅


私は恋に落ちた。