俺の彼女。2



ガチャ、ガチャガチャ


――――――ガラッ



「……うわっ!高橋、何でこんな所にいるんだよ!?」



校舎の4階の一番端に、薄暗い空き教室がひとつ。



人の出入りが少ない4階、しかもこの教室に人がいたんだ。



壱生がこんなに驚いているのもまぁ、無理はないだろう。



「……ちょっとね!」



「お前の「ちょっと」で俺の寿命縮ませるな、バカ!」



口悪いなぁ、壱生。





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