哀恋心(上)

『愁との関係、親にバれちゃった。
学校の校長も、先生も全員知ってる。
ごめんなさい。』

送信ボタンを押す指が震える。

カチッ

あーあ、
送信しちゃ…った。

これで愁との関係が壊れたら、
あたし親のこと殺すかもしれない。


~~♪

『そっか…。
気にすんな!俺の高校の先生に
バれなきゃ良いけど…。』

愁、
あなたはいつも優しすぎだよ…泣

『大丈夫、親のこと絶対説得するから。』

~~♪
『ありがとう。』

『うん、愁の親と愁とあたしの親で
話し合うらしい…』


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