**秘密時間**

ごめんなさい…


「蘭子ちゃん…今日会いに行くの?」



「うん…行ってくる自分の気持ちに素直にしたがってみる!だって会いたいんだもん♪」



「蘭子ちゃん…」



まみは複雑な心境だった。



目の前の蘭子は今までで一番輝いて見える。



こんなに感情を表に現すことなんて一度だって無かった。



大人っぽくて、常に冷静で頼りになる存在の蘭子。



その蘭子が今、自分の目の前で可愛く見えている。



正に恋する乙女…

< 35 / 48 >

この作品をシェア

pagetop