セカンドチャンス
『あのー、波はいつもこんな感じなんですか?』


海から上がって、駐車場へ戻ると背の高い男がいた。


私の車の隣の隣のスペースに止まっている見慣れないクリーム色のミニバン。
サーフボードを積んでいる。
東京のナンバーだ。

「私も久しぶりですから、今日はある方かと思いますけど」

よく、こんな遠くまでサーフィンしに来るなと思う。
都会近郊の海はすごく混んでるからって来る人が結構いるらしい。



『良いですねー。でも土日は混みそうですね。4月からは土日しか来れないんで…あ、私引越して来たばかりで。大西と申します。また会うかもしれませんね。趣味と言ったらこればっかりで』


そう言って苦笑いする彼。
よく見たらはっきりとした顔立ちの正統派なイケメンだった。
年は私より少し若いだろうか。


サーフィンやるために引越し?まさかね。



「私は高野です。たまにしか来ませんが。ではそろそろ娘に朝ごはん作ってあげなきゃ行けないんで」


『引き止めちゃってすいません。じゃ私も海入って来ます。では』


大西さんは車からピカピカのブルーのサーフボードを下ろすと、海へ向かって駆け出した。


ウェットスーツの後ろ姿はモデルの様。

< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

完全犯罪

総文字数/1

ミステリー・サスペンス1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
それは偶然なのか 私の犯した殺人なのか 自分でもわからない
ホワイトラブ

総文字数/325

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
歯医者♂と患者♀の恋!?
迷宮

総文字数/771

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
豪邸で男女8人が共同生活!? 恋が生まれないわけない。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop