Honey...

インターネット

二分ぐらいして男から返信が返ってきた



｢澪...だよね？俺のこと知らないか...｣



は？
なんで私の本名知ってるの？
なんか気持ち悪い...
誰だよこいつ...


そう思って
メールを無視していると 男からまたメールが入った。



｢澪...おまえのお母さんに｢海翔｣って誰って聞いてみて。
俺が誰だかわかるよ。俺は澪のことを全部知ってる。｣



私は恐怖心にかられ急いでお母さんに聞いた



｢ねぇ!!!海翔って誰?!早く教えて!｣


｢何よいきなり。まぁ落ち着いて。
海翔ね...あなたなんでその名前知ってるの？｣



｢そんなことどうでもいいよ!!!とにかく早く早く!!!!｣



｢わかった!わかったわ!だから落ち着いて聞いてよ。｣



｢うん...｣



｢話しづらいけど...この機会に話すわ...前もっていうけど...あんたショック受けるかもしれないけどいいの？｣



｢何でもいい。大丈夫｣



｢･･･お父さんとお母さんはね...再婚したのよ。澪はお父さんの本当の娘じゃないの。
お母さんと前の男との間に生まれたのよ。
今まで黙っていてごめんね。
お父さんったら本当の娘の様に可愛がって...いまもそうでしょ?だからホントの事が言えなかったの････それで海翔という人は･･･お父さんの前の奥さんとの間に生まれた男の子なの。
もう30過ぎてるのかしら。
この前街で見かけたけど背が高くて結構な美形だったわよ。
海翔くんは奥さんの方に引き取られたの。
お父さんが引き取っていたら今頃あんたのお兄さんだったのかもね。
それで...あんたニュース見た？
海翔くん･･･殺人犯して今指名手配されてるの･･･｣

｢えぇ!!!!｣



私がお父さんの本当の娘じゃなかったという事実に驚いていたところに...私にお兄ちゃんがいたということに更に動揺していたにも関わらず....



神様はずるい
神様なんて大嫌い。