KILLER GAME ~キラーゲーム~
中世ヨーロッパ風の部屋のソファーにバスローブを着て座っている男がいた。

天井に金の細工がされているシャンデリアが吊るされている。







「おい!!屋鍋!!プレイヤーの名簿を持ってこい。」

低い声で男が命令した。







「かしこまりましたご主人様。」

そう言って、長身の執事は棚から名簿を取り出し、男に渡す。



男は、ぱっと眺めた。







「これで十五人、メンバー全員揃ったな。

おい!!屋鍋!!

プレイヤーに自分の敵は何人いるか教えてやれ。それとキラーゲームの詳細なルールも送ってやれ。」






「かしこまりましたご主人様。」

ゆっくりと屋鍋は部屋を出た。






男は、グラスのシャトー・ムートン・ロートシルトの1994年物を飲んだ。

「…ふっふ、志雄神 驪夫と桐谷 扇、見ものだな。」
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