サカミチ~君と奇跡の恋~



1人にならなくて良かった。と安心しながら班員の6人を見た。
愛莉・荒木千果・斉藤俊介・蓮見健斗・丹羽浩紀。
少し落ち込んだ。
俊介がいる。
俊介は、いつも悪口ばかり言ってくるので正直嫌いだった。
でも、丹羽がいる。
それが望みだった。
 「ゆーうーなー」
愛莉に呼ばれ、すぐに行った。
愛莉はにやけていた。
 「丹羽いるよね。友菜、前かっこいいとか言ってたしょ?」
少し恥ずかしくなって顔を赤らめた。
丹羽・・・・・・カッコイイな。
でも、恋愛とかじゃない。
友菜は黙り込んだ。
 「隣の席にしてあげるからね。」
・・・・・・ドキ。
友菜は全身が熱くなるのを感じた。
 「うん・・・・・・。」
席替えが楽しみになった。
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