双子☆Love
転校先の校長先生も、私の内申なんかを見て、快く転校を認めてくれた。




「……これからは、勉強も大切だけど、遊んだり恋する時間も大切にしなさい。」



お母さんが変なこと言うから、トーストが喉にひっかかった。



「何してんの?あぁ、もう…。あっ、梨香!時間がないわ。もう行きなさい。転校早々遅刻じゃあ、違う意味で目立っちゃう。」



お母さんに言われて時計を見ると、始業まであと10分。



走ってギリギリだよ〜。




「いってふぃふぁーす。」


トーストがまだ口の中にいるけど、



お構い無しで家を出た。
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