双子☆Love
「……ふぅ。」


このお風呂上がりの髪を吹きながら、一息つくのが一日の中で一番幸せ。



でも、修学旅行っていえば大浴場だよね?



このユニットバスっていうの、どうも入りにくいんだよなぁ……




「何?随分早いじゃない。」


結花ちゃんはベッドの上で、携帯をいじりながら言う。



「ユニットバス、嫌いだから。必要最小限のことして出てきた。」



「はぁ……女の子なのに。まぁ、明日はホテルを借りきって、大浴場もあるらしいから、楽しみにしてなさい。」



「わぁ〜い。やった〜。」



やっぱり大浴場はいるよね。




「梨香。とりあえず、ベッドに座りなさい。話があるの。」



「……うん。私も、結花ちゃんに話したいことがあるから。」





私は、結花ちゃんの横のベッドに座った。
< 154 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop