ピュアハート
彼女の存在


2学期が始まり、私は文化祭の準備で忙しく毎日を過ごしていた。


あれから、何となく会いたくなくて、適当に誘いを断ったりする日が続いていた。


その日は文化祭の買い出しで大型スーパーに友達数人と来ていたんだ。友達と喋りながら、スクランブル交差点で信号を待っていた。

信号が変わり、向かい側からたくさんの人が歩いて来る。

その中に偶然リュウさんの姿を見つけた。


あ、リュウさんだ。こんなところで会うなんて。


近づくにつれ、誰かと一緒なのがわかった。


―――え?―――


< 57 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop