傷だらけのラブレター
それに、お医者さん曰わく、私の病状は悪化しているらしい。
――…本当に、いつ発作が起きるかわからない状況。
だから薬も常備してるし、食事や運動も気をつけてる。
もしかしたら、軽い発作で助かるかもしれない。
だけどやっぱり、何も知らなかった時に、戻れるわけがない。
『こんなもの…っ!』
引き出しに置いたラブレターを、もう一度強く握りしめる。
こんなもの、破ってしまいたい。
『……っ』
でも、やっぱり。
破り捨てるなんて、できないんだ。