傷だらけのラブレター
「…手術を受けたくても、受けられない人もいるんだよ。」
『……っ』
なんだか、私が知らない世界の狭間を見た気がした。
お医者さんの声があまりにも切なげで。
胸に響いて。
とてつもなく、泣きたくなったの。
『例えば…?』
喉の奥から零れた答えが、震えていた。
聞いてはいけない気がしたけど、今聞かなくちゃダメな気がしたの。
「…そうだね。
愛未ちゃんには話した方がいいかもしれない。」