傷だらけのラブレター
『…あぁ、俺、なにやってるんだろ。』
自分のだらしなさを、ついつい声に漏らしてしまう。
酒井さんはそんな俺に微笑むわけではなく、ただジッと俺を見つめていた。
『酒井さんが忘れるわけないって、ちゃんとわかってたはずなのに。』
「……。」
『…姉ちゃんが死んだ日、姉ちゃんの願いを守っていこうって、ちゃんと誓ったんですもんね。』
…あの日。姉ちゃんが死んだ日を、俺は今でも神明に思い出すことができる。