屍都市Ⅱ
榛原が、対峙している鬼島達さえもが、深幸の飄々としたペースに巻き込まれてしまっている。
彼女の持つ不思議な雰囲気と話術によって、完全に掌握されてしまっていた。
「ほら、一枚引いてみなさいな。あなたにその度胸があるならね?」
銃を突きつけられておきながら相手を挑発するなど、本来なら愚の骨頂。
しかし深幸によって榛原は完全に操り人形と化してしまっている。
「嘗めるなよ、女!」
まんまと挑発に乗り、榛原はタロットを一枚引き。
「っ…!!」
その顔が一気に青ざめた。
カードに描かれていたのは、大きな鎌を持つ黒装束の骸骨の絵。
『死神』のカード。
「これはこれは…」
深幸が微笑を浮かべる。
…彼女の微笑みは実に不思議だ。
見る者を魅了し、穏やかな気持ちにさせる反面、心暗い者に対しては戦慄するほどの悪寒を感じさせる。
まさしく魔性の笑み…!
「死神のカードの意味は、『停止』『損失』そして、『死と再生』…」
彼女の持つ不思議な雰囲気と話術によって、完全に掌握されてしまっていた。
「ほら、一枚引いてみなさいな。あなたにその度胸があるならね?」
銃を突きつけられておきながら相手を挑発するなど、本来なら愚の骨頂。
しかし深幸によって榛原は完全に操り人形と化してしまっている。
「嘗めるなよ、女!」
まんまと挑発に乗り、榛原はタロットを一枚引き。
「っ…!!」
その顔が一気に青ざめた。
カードに描かれていたのは、大きな鎌を持つ黒装束の骸骨の絵。
『死神』のカード。
「これはこれは…」
深幸が微笑を浮かべる。
…彼女の微笑みは実に不思議だ。
見る者を魅了し、穏やかな気持ちにさせる反面、心暗い者に対しては戦慄するほどの悪寒を感じさせる。
まさしく魔性の笑み…!
「死神のカードの意味は、『停止』『損失』そして、『死と再生』…」