小悪魔カレシ。


しっかし、簡単に悲鳴あげるなんて情けないなぁ。


あたしは強くて硬派な男にしか興味はない。

弱虫も、軟派で軽薄なのも……大っ嫌い!


「……急いでるんで、さよーなら」

腑抜けたツラの男を一瞥し、さっさと踵を返す。


やっばい!このままじゃ遅刻だ!

気を取り直したあたしは、再び学校への道を急いだ。
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