タイムリミット




曇る表情、地面に向ける視線、震える手。



話を全て聞いてくれた遥紀は俺の肩を力強くバンッと叩き、


「悠吾が元気ねぇと奈未ちゃんが悲しむだろ!」


と白い歯を見せて笑った。



「そうだよな…」




「あぁ!……ところでさその涙でぐしゃぐしゃの顔、生徒に見せるわけ?」





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