タイムリミット
「んだよ~またかよ、この自販機…」
休憩所に、入院しているらしき男の子が自販機に文句をつけている。
「どうした?」
男の子は言い終わる前にキッとこっちを向いた。
「あ、いや、コーラ押したのにお茶出てきて…」
だけど顔を見るなり表情を和らげた。
「お茶で大丈夫か?」
「ありがとう、大丈夫」
ニコリと笑った男の子。
「おにーさん、誰かのお見舞い?」
ソファーに座り持っていたお茶のキャップをひねりながら俺の方を見る。
「あぁ、彼女のな」
「ふぅん。俺、宮部街、17。おにーさんは?」