猛獣に射抜かれる様な愛


居ない方がおかしいもの



まあ居ても居なくても私には関係ないんだけどね。深入りなんてするつもりないし。



お互いに一時の快楽を楽しむ事それが私達の条件であり繋がりなんだから




「早く着替えろ」


「はいはい」




ベッドから起き上がりそこら中に散らばった衣服を手に取り着替えれば窓の傍へ行き外を眺める。



ここから見える夜景は素敵だなって思う。高速道路を始め港に浮かぶ船のネオンやらが光り綺麗なイルミネーションを飾る。



男はこんなにも綺麗な夜景に全く見向きもせず玄関先へと足早に向かう。



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