猛獣に射抜かれる様な愛


「…鍵だ」


「鍵?新しい部屋の?」


「それ以外何があんだ。乗れ」




矢斗は私に鍵を渡すと早速と運転席に乗り込み、暫くその光景を見たのちに助手席へと乗り込んだ。



新しい家まで送ってくれるのだろか?てか、新しい家は誰が用意したんだろう。署長?



どうせ引っ越すなら署から近い場所がいいな。遠い所は勘弁して欲しい



それにしてもなんか…この前車で送って貰った時と同じ風景なのに、何故か違って見える。



ただの男と女じゃなくなったからかな…?



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