貴方が居ない夜なんて。
出会い

初恋

ジリリリリッ


「もう、うるさいなあ〜」


目覚まし時計を止めて、あることに気付く。


「やっば!!遅刻しそう」



急いで階段を駆け降りる。

「杏奈!遅いわよ!?急ぎなさい!!」


「わかってるよ!行ってきます」


ドアを開ける。


「ちょっと、杏奈!朝ご飯は?待ちなさいっ」


そう、叫ぶ母の声を無視して走る。


目指す先は
横川東高等学校。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop