【続】WolfPrince1
「は?何ソレ。」
「だから噂だって言ってるじゃん。
女子たちが最近、すっごく騒いでるんだよ。
ま、お前は気付いてないと思うけどな。」
当たり前だ。
俺は今それどころじゃないんだ。
あの女子のモミクチャ事件以来、実をいうと。
海子と話をしていない。
といっても二人で帰ったりする時は話もする。
じゃなきゃつまらねぇし。
だけど、二人の間に見えない壁があるのも確かだ。
二人でいるときがつらくなってきた。