【続】WolfPrince1







「もう…別れないで。」




海子の友人の優加さん。




不器用で意地ばかりはる俺と海子を常に見ていてくれた。




間に入って仲介もしてくれた。





誰よりも海子の幸せを願っていて。





誰よりも海子を大切にしている。




“別れることは二度とない。”





それが俺と優加さんの間の約束なのに。





「…二人は。
通じ合えるんだよ。
二人の想いは一つにできるんだよ。
せっかく思いあっているのに、どうして?
どうして別れちゃうの?
想いは…軽いモノじゃないよ。
スキって、愛してるって。
簡単に言っていいことばなんかじゃないよ・・・-ッ!」









< 117 / 375 >

この作品をシェア

pagetop