【続】WolfPrince1







『ねぇ、知ってる?
この文化祭のラストの花火を大好きな人と見て。』




私の大好きな人。




それは…俊。




花火を見上げる俊は光に照らされてますますカッコよく見えた。




まるでどこかの王子様。



「おっ!
やっべー。
すっげーでかいし、綺麗。」


「うん。」




俊って花火が好きなんだね。




花火を見ている俊はいつもより子供に見えた。









< 194 / 375 >

この作品をシェア

pagetop