【続】WolfPrince1
過去…か。
過去でも私だもんね。
「2人は赤い糸で結ばれてる。
大人の恋じゃない。
大人の恋なんだから…-。」
大人の恋。
私はチラッと俊を見た。
楽しそうに男子とじゃれて笑っていた。
あたし、最近。
俊を見ていないかもしれない。
寂しい想い…させたかもしれない。
「通じ合ってからが難しいよね。
恋って…。
スキとかさ、愛してるとかさ。
そんな事以上に強い想い。
一緒に居たい。
…それがとても難しいから。」